ここで扱うMX Master 3Sは、2022年に日本向けに発表されたMX2300GR/MX2300PGだ。参照した発表資料は2026年に更新され、後継機とBluetooth editionへの案内が加わっている。本稿は旧モデルの仕様を整理する資料レビュー/実機・性能測定は未実施。現在のラインアップや流通品を一括して同じ付属品と判断しないことを出発点にする。
まず手の大きさと持ち運びを考える
公式資料の本体寸法は幅84.3mm、奥行き124.9mm、高さ51mmで、重量は141g。これらは形状を想像する手掛かりになるが、握りやすさを保証する数値ではない。指先で細かく動かすのか、手全体で支えるのか、机の空きはどのくらいかを合わせて考えたい。携帯用の小さなマウスと同じ感覚で選ぶ前に、収納場所も確かめよう。
本稿は持ち比べをしていないため、疲れにくさや腱への負担を評価していない。長く使う道具として検討するなら、試せる機会に手との相性を確かめる価値がある。
8,000dpiは設定範囲として読む
センサーの設定範囲は200〜8,000dpiで、ボタンは7個とされる。大きな画面でも小さな移動量でカーソルを動かす設定を選べる一方、最大値が万人に使いやすいわけではない。細かな選択やドラッグでは、普段の操作量に合う感度を探すのがよい。作業が必ず速くなるという意味ではなく、調整の余地があるという見方だ。
- 表計算中心:横に長い表をどう移動するかを考える。
- 画像編集中心:精密な位置合わせに合う感度を試す。
- 複数アプリ利用:ボタンへの機能割り当てが必要かを先に決める。
BoltとBluetoothを取り違えない
対象モデルの無線方式はLogi BoltとBluetooth Low Energyで、発表資料にはBoltレシーバーが付属品として記載される。後発の別エディションや中古の個体では、名前だけで同梱を判断せず型番と付属品を確認したい。USB-Cは充電用として検討し、有線マウスとして使えると想定しないことも重要だ。
共有PCや社給PCでは、受信機の利用可否と設定ソフトの導入可否を先に確認しよう。基本的なポインター操作と、追加機能の設定に必要な条件は分けて調べると混乱しにくい。
設定機能を使う人ほどOS確認が必要
資料はLogi Options+のダウンロードが必要と説明する。マウスが接続できるOSと、設定ソフトの各機能が利用できるOS・バージョンが常に一致するとは限らないため、実際の環境で確認したい。更新されるソフトの対応条件を、2022年の発表表だけで決めないようにしよう。
編集部は、机で使う時間が長く、形状とボタン設定を自分の仕事に合わせたい人に検討余地があると考える。軽さを優先する人や、ソフト追加ができない環境では、その条件を先に比較するほうがよい。クリック音、接続の安定性、電池の持続は実測していない。
出典と確認範囲
出典:ロジクール 公式資料。資料公開日:2022年5月24日(情報更新:2026年10月20日)。確認日:2026年10月28日。掲載時点の在庫・販売価格・OSの将来サポートは評価対象に含めない。
